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2006.06.20

意外と知らないディスク修復機能

Mac OS XではDisk First Aid、Windowsではfsckコマンドでディスクのチェックができますが、OSにトラブルが起こった時、OS付属のディスクユーティリティやNorton Utilitiesなどのサードパーティ製ディスクユーティリティで修復を試すことになりますが、これらのツールがOSの問題も修復してくれる、と思っている人が多いようです。

これらのツールが何をやってくれるか、というと、

  1. ファイルシステムの修復
    ファイルシステムはハードディスクに記録するときのデータを管理する仕組みです。
    OSクラッシュなどでディスク上のファイル管理領域が破壊されると、複数のファイルで同じ領域を共有してしまい、結果的にデータを壊してしまうことがあります。
    ディスク修復ツールはこういった矛盾を解決してくれますが、壊れてしまったファイルを修復することはできません。

  2. ディスクの破損ブロックのチェック
    ディスクの特定の領域がダメになってしまい、データが書けなくなることがあります。
    破損ブロックが少ないときはハードディスク内で予備のブロックに置き換えてくれますが、予備がなくなるとファイルシステム側でフォローする必要があります。
    ディスクユーティリティは、こういった破損ブロックをOSが使わないようにマークしてくれます。
    ただし、壊れてしまったブロックにファイルが書かれていた場合はその領域を復元できるかどうかは運次第です。

ということで、下記のような事態が発生した場合、ディスクユーティリティは無力です。

  1. 壊れてしまったファイルの修復
    壊れたファイルを復元するには元のデータがどうであったか、を知らなければいけないのですが、それを知る手段がないため、修復できません。

  2. レジストリ、NetInfoなどのOS内部管理情報の矛盾点の解決
  3. OSのコンポーネントの内部が破損しているかどうかの確認
    内部管理情報や、実行ファイル、DLLなどのライブラリは所定の書式で記録されているので、書式判断そのものは難しくないのですが、正常性の確認というのは内部でシミュレーションを行わないと判断がつきませんし、それを行っても、どう動けば正常なのか、というのは人間が判断するしかないためです。

  4. アプリケーションが使うファイル、書類の矛盾点、破損の確認
    アプリケーションは星の数ありますが、これらのアプリケーションの書類形式は非公開であること、公開された形式であっても、その種類が無数にある、ということになると、ディスクユーティリティそのもののファイルサイズが制限なく超肥大化します。 よって、ファイルの修復は現実的ではありません。

以上の観点から、ディスクユーティリティで修復しても問題が発生する場合は、速やかにバックアップを取り、ハードディスクの初期化後、OSの新規インストールをするのが無難ですね。
ポイントとしては、どの時点が正常であるか、という認識をちゃんともち、その環境を復元できるようにしておく、というところです。
WindowsならXP/2K Professional のntbackupユーティリティ、Mac OS Xならディスクユーティリティを使ってバックアップを作れますから、これらのユーティリティで正常な状態をバックアップしておくと楽かもしれません。

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