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2006.06.26

Windows OSの再インストール(汎用編)

新入社員とか見ていて気がついたのですが、OSの再インストールをしたことがない人って結構います。
最近のPCはハードディスクにリカバリ領域を持っていて、そこからリカバリするパターンが多いため、起動時に指定のキーを押したり、リカバリ領域起動用CD-ROMで起動して復旧する、ということが多いのでOSの再インストール手順を知らなくてよい、ということもあります。
また、パソコンの実用的寿命が3年ほどですから、その間差し障りなく使って処分、というパターンも多いですね。

ただ、受託開発の仕事だと特定ターゲットの環境を構築しなければならない、というパターンもあるうえ、ダングルなどのハードウェアプロテクトなどの関係上Virtual PC(amazon)やVMware(amazon)などの仮想マシンが使えないこともありますから、実機環境の構築が必要になります。

と、いうことですっぴんのOSを入れて再構築する場合のノウハウ集です。
なお、この方法は社内LANやブロードバンドルータを利用したLANなど、ある程度セキュアな環境を前提とした再構築方法です。
直接インターネットと接続する環境の場合は、この方法だとあっという間に攻撃されてしまいますので注意が必要です。

  1. ライセンスの確認
    OSのインストールでPCにライセンスが付いていないOS(XPバンドルのPCにWin2000を入れる)などの場合、ライセンスを別途購入する必要があります。
    まず、手持ちのライセンスが使えるが使えるかどうかの確認をしましょう。
    OEMライセンスの場合はほかのPCに流用できませんから、注意が必要です。

  2. ドライバの確認と入手
    メーカーのサポートサイトに行き、ターゲットOSのドライバをダウンロードします。
    lenovo/IBMのThinkPad/ThinkCentreについては、ソフトウェア自動更新を使ってOSインストール後にドライバを調達することもできますし、サポートサイトからダウンロードすることもできますが、NECなどは出荷時のドライバをサポートサイトで提供していません。
    この場合、リカバリCDや本体添付のCD-ROMにドライバを標準添付している場合がありますから、こちらを入手します。
    自作PCの場合はマザーボードメーカーのサポートサイトからダウンロードするとよいでしょう

  3. メーカー海外サイトから互換ドライバを捜す
    上記の手段で入手できなかった場合、互換ドライバを捜すことになります。
    NECの場合はアメリカNECのダウンロードサイトから日本国内と同等構成のPCが見つかればダウンロードできます。
    タッチパッドのドライバ等が英語オンリーかと思ったら、日本語ドライバもバンドルされていたりしますから、案外日本の構成と同じにすることができます。

  4. 互換ドライバをさがす
    海外サイトでも見つからなかった場合はデバイスマネージャを開いてデバイスの情報をメモし、google等でドライバを捜すことになります。
    探すドライバとしては、
    • チップセット → Intel/VIA/ATI/nVIDIA...のサイトから
    • LAN → Intel/VIA/RealTekのサイトから
    • ビデオ → Intel/ATI/nVIDIA...のサイトから
    • サウンド → Analog Devices/RealTek/YAMAHA...あんまり見つからない、デバイスが同等品でも使えないことがワリとあり
    • 入力デバイス → タッチパッド系は厳しい
    と、互換ドライバを探すのが楽なものと厳しいものもありますので、環境を作るときには割り切りが必要です。

  5. OSの対応状況調査
    最近のデバイスはWindows 9x用のドライバが用意されないことが増えてきました。
    また、Windows 9xやNT 4.0ではBIGDRIVEに対応していないため、本体内蔵のATAでは、128GB以上の領域が使えません。
    SCSIライクなデバイスドライバを提供しているATAカードの場合は大丈夫なことも多いのですが、いずれにしてもOSインストール時には使えないため、128GB以上の領域は使えない、と考えてよいでしょう。

  6. サービスパック統合インストールCDの用意
    Windows 2000/XP/2003の場合は「Windows XP SP1サポート終了とSP統合CDの作成方法」を参照し、サービスパックを統合したインストールCDを用意します。
    ただし、インストールメディアの構成によってはCD-Rの容量を超えてしまうCD-Rができてしまうことがあるため、作れなかった場合は、ネットワークインストール用のサービスパックを用意します。

  7. OSのインストール
    サービスパック統合インストールCDを使ってOSをインストールします。
    SCSIカードやATAカード上のHDにインストールするときは起動時に「F6」キーを押して、追加ドライバインストールを行いますので、フロッピーディスクにドライバディスクを用意します。

  8. 自動更新を一時的にオフにする
    Windows 2000/XP/2003ではソフトウェア自動更新機能を使ってパッチを自動的にダウンロードしますが、ターゲット環境を作るまでは不要なパッチがダウンロードされてしまうことがあります。
    そのため、自動更新を一時的に無効化しておくとよいでしょう。

  9. ドライバのインストールを行う
    事前作業でダウンロードしたドライバをインストールします。
    なお、Windows NT 4.0ではサービスパック3,または4以降を必要とするドライバも存在するため、その場合はターゲットのサービスパックを適用するまでは、そのドライバのインストールを保留します。

  10. ソフトウェアのインストールを行う
    必要なソフトウェアのインストールを行います。
    原則ルールとしては、「出荷時期の古いものから順にインストールする」です。
    これは、Windowsの必要なモジュールを上書きするソフトがある場合、出荷時期の古いものを最後に入れてしまうと、ダウングレードが発生して、出荷時期の新しいソフトが動かなくなってしまうためです。
    最近はインストーラが賢くなったため、このような問題は少なくなりましたが、古いOSの場合は注意が必要です。

  11. Windows Updateで追加ソフトウェアをダウンロードする
    Windows Updateでセキュリティ更新プログラムをすべてクリア(選択解除)した状態で、Direct XやWindows Media Player、.NET Frameworkなど必要な追加ソフトウェアを先にインストールします。
    これは、追加ソフトウェアインストール後にセキュリティ更新プログラムが別に適用されるため、ダウンロードの無駄が増えるためです。

  12. 自動更新をオンにしてセキュリティ更新プログラムを適用する
    自動更新をオンにしてセキュリティ更新プログラムを適用します。
    SUS/WSUSが構築されていない環境の場合は、Windows Updateでアップデートを行ってください。

以上の手順で比較的楽にOSの再インストールができます。
ちなみに、Windows NT 4.0はもう少し面倒なテクニックが必要なためそのうち記載します(笑)

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