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2006.06.23

意外と知らないWindows Serverのライセンス

会社でファイルサーバとしてWindows Serverを使用されている方は多いと思いますが、意外と知られていないのがファイルサーバに必要なクライアントアクセスライセンス(CAL)です。
すなわち、Windows Serverでは接続するクライアントの台数、ユーザー数、同時接続数単位に課金される仕組みになっているのです。

  1. 接続デバイス数ライセンス(サーバ台数無制限)
    サーバOSに接続するクライアントPC/PDAなどの端末台数でライセンスを購入します。
    サーバが複数台あっても、端末台数分のライセンスがあればOKです。

  2. 接続ユーザー数ライセンス(デバイス数、サーバ台数無制限)
    サーバOSに接続する個人の人数単位でライセンスを購入します。
    サーバが複数台、クライアントの台数に限らず、ユーザー数分のライセンスがあればOKです。

  3. 同時使用ユーザー数ライセンス(サーバ台数分必要)
    1台のサーバに同時接続するユーザー数、またはデバイス台数で決定します。
    サーバが複数台ある場合は「同時接続数×サーバ台数」分のライセンスが必要です。

参考文献:Windows Server 2003 R2 のクライアント アクセス ライセンスの概要

Windows ServerではStandard Editionに5クライアント、Enterprise Editionに25クライアント分のライセンスが付いていますので、サーバを複数台所有しているところではデバイス/ユーザー数ライセンスが用途上有利ですし、1台のサーバのみの場合は同時接続数の方がメリットが出てくることがあります。

さて、上記はWindows Serverの標準提供機能を使う場合のライセンスですが、ターミナルサービスを使用する場合はターミナルサービスのCAL、SQL ServerやExchange Serverを使う場合はそれぞれの製品のCAL、またはプロセッサライセンスが発生します。
Exchangeのライセンスは特に高価ですから、Exchangeをただのメールサーバとして使う場合はオーバースペックでしょうね。

あと、少々厄介なのが、Windows Server + IISでwebサイトを構築した場合です。
不特定多数に同じ情報を提供するwebサーバの場合はライセンスが発生しないのですが、認証機構を使ってユーザーを識別する場合はCALが発生します。
これは、ActiveDirectoryやWindows統合認証などのWindows Serverの認証機構だけでなく、独自開発した認証機構、ASP.NET標準の認証機構の区別なく発生します。

Windows Serverも2003になり、よりセキュアな構成になっていますから、強力な開発ツールをもつASP.NETで複雑なwebアプリケーションを開発して不特定多数に公開する、パーソナリティ機能をサイトに提供するなどの用途にも使われるようになっていますが、見積するときに意外と抜け落ちやすい項目です。
インターネット向けサイトとして使う場合は「エクスターナルコネクタライセンス」をwebサーバ台数分購入することで、無制限のライセンスを利用できます。

Windows NT 4.0の時代は、Windows統合認証を使わなければ無制限だったので楽だったのですが、Windows 2000 Serverの途中からライセンス形態がかわり、必要なライセンスを計算するのが面倒になっています。
CALを使うのは仕方ないのですが、もう少し見積をやりやすくしてほしいですね。

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