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2006.06.30

WinFSの方向転換

Windows Vistaに搭載される予定だったWinFS(Windows Future Storage)が方向転換し、成果物の一部がSQL ServerとADO.NETに分離して組み込まれることになりました。

WinFSはNTFS+SQL ServerDBという構成で、各ファイルのメタデータだけでなくリレーションも管理するような仕組みになっているようです。
このデータにアクセスする仕組みをADO.NETが提供するようになっていて、.NETベースのアプリケーションでシステム全体のファイルサーチを実現するなどシステムワイドな検索機構を実現することになっています。
ですから、データストアのアイディアをSQL Serverに戻す、DBアクセス処理を行うADO.NETにWinFSのデータアクセス処理を組み込んで継承する、ということ自体は機能分割の観点からも順当であると言えます。

WinFSがユーザに提供する機能は、一部だけ見ればMac OS XのSpotlightと変わらないのですが、内部で実現できることはRDBMSと各ファイルを結びつける、という意味でより強力な機構になっています。

SpotlightはHFS+にインデックスファイルを追加した機構でシステムワイドな検索を実現していますが、WinFSのような複雑な機能を持っていません。
ただ、プラグインを追加することで標準のMac OS Xで対応できない様々なドキュメントの検索も可能になるなど、現実的なバランスで実現しているところがポイントでしょうか。

結局、WinFSの構想自体がまだ「全て遠き理想郷」だったのかもしれません。
Fate的に同じ名前を持つWindows Presentation Foundation (code name:Avalon)がWindows Vista/XPで実装されようとしていることを考えるとちょっぴり皮肉だったりしますが。

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