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2006.08.04

プログラマの「実装不可能」は,どこまでホンネか

ITproの「Webデザイン倶楽部」で「プログラマの「実装不可能」は,どこまでホンネか」というネタが出ていますが、おおむね当たっていると思います。

仕事でwebアプリケーションを書いたりすることもありますが、デザインや仕様を決定する側は「1カ所いじればいいぢゃん」と思っていても、内部的には他の機能と共通化していたりとか、機能の分解が不適切なために積み木崩し的にあちこちがNGになったり、変更漏れになるパターンはよくありますね。
最近は納期が異様に短いものが多いので、設計をそこそこで終わらせて人海戦術で一気に組み上げることも少なくないのですが、この手のパターンはプログラムを書いている人間のスキル差が非常に出るので、正常処理をフォローアップするのがやっとで、次期バージョンで機能追加しようとすると費用面と品質面で問題が多発することがあります。

この辺の話は梅津 信幸 氏の「あなたはコンピュータを理解していますか?」(amazon)の「5.1 層しないと、やってられない」あたりを読めばわかるのですが、どことどこの機能を分けて、どことどこの機能がリンクしてる、というところがポイントで、組み合わせの数、を考えれば理解しやすいかもしれません。

PC向けのWebアプリケーションは比較的ハードウェア資源が潤沢なため、やりやすいところもありますが、携帯電話端末本体の開発などは難易度が高いようです。 日経BPのTech-on!でも以前やっていましたが、組み込み系はハードウェア資源が少ないこともあり、職人芸で作り込んでいるため、上記のような積み木崩しや機能を追加するときの影響範囲を見誤ることが少なくないようです。
携帯電話などはテスト項目が数十万項目以上とも言われていて、これを半年かそこらでクリアしている、という時点で相当な無茶をしているのではないでしょうか。

例えば、24時間100日でテスト項目を24万項目こなそうとしたら1時間あたり100項目のテストを消化しなければいけません。
テストの事前準備や事後確認などを考えると1時間1項目が限界ですから、並行してテストするとしてもテスト要員は最低でも100人/時間は必要です。
また、一人が24時間100日間連続で起きていることなど不可能ですから、三交代制でやったとしても300人〜500人くらいは必要になります。
つまり、携帯電話1機種を世に出すためには、テスト要員だけでちょっとした中小企業クラスの人員を抱えていなければならない、と言うことになります。
当然ながら自社ですべての要員を確保することはできないため、人材派遣や他の会社への外注という形で要員確保することになります。

と、いうように、この業界は実務が破綻スレスレの状況かもしれないですね。
ソフトウェア業界は実態として派遣業なうえ、最近は3K状態ですし、ソフトウェアをやりたければ海外で闘った方がいいかもしれないです。

本当はDIYで自分のやりたいことを実現するための趣味のソフト書き、ってのが一番いいんですけどね(笑)

Doublet_menchi_katsu_060803 今日の夕飯:だぶれっと 焼きメンチカツ + ライス ¥900
焼きメンチカツと揚げメンチカツの2種類が選べるんですが、いつも焼きで注文してます。
マスタードつけるとまいう〜です(笑)

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