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2007.05.03

刑務所でRubyを使ったソフトウェア開発

スラッシュドットに「刑務所でRubyを使ったソフトウェア開発」というネタが載りました。
民間刑務所の「美祢社会復帰促進センター」でプリズニーズという会社が事業として始めるようですが、教育も含め自社のリソースはあまり少ないようで、要員募集なども行っているようです。

で、実際仕事になるか、というと、スラドでも出ていますが、海外でオフショア開発を行っている企業なら問題ないと思いますが、ユーザ企業含め、通常の丸投げ企業ではお話にならないと思います。
現状のwebサイトの募集状況を見る限り、出てきたコードの品質や工程管理といったところはプリズニーズ自身にもノウハウがないでしょうし、委託元自身が開発ノウハウを持たないと、仕事の依頼をしてもアウトプットは上がってこないと考えてよいでしょう。
また、設計書についても詳細設計レベルまで委託元で起こす必要がありそうです。

受注金額がどれくらいになるかはわかりませんが、「海外かそれ並みに安いプログラマが使える」と考えて発注するなら、それなりのリスク勘定をしてやるべきでしょうね。
当面は、CSR(企業の社会的責任)の一環として、ソフトウェア業界から教育リソースやプロジェクト管理のノウハウを早く提供してもらえるような体制を作るべきと思います。
とはいえ、ソフトウェア業界にノウハウや将来があるか、といわれれば微妙、としか答えられないのですが(笑)

今日の夕飯:なし(笑)

追記: こちらの記事によると、プリズニーズは「ローカルホスト80」という企業の役員が運営しているようです。
ググると、いろいろ情報が出ているようですが、結構ムチャな会社に見えますから、あまり責任のある作業は依頼できなさそうに見えます。

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Comments

> Seigo Ihara さん、コメントありがとうございます。

>「落札する業者が・・・」とは?

今回のRubyの案件が知れ渡ったのは、「プリズニーズ」という会社がプレスリリースとして公開したことが発端です。

問題なのは、
・案件をプリズニーズが受注していないにもかかわらず、受注したかのように勘違いするリリースを公開したこと
・プリズニーズの人材募集が泥縄的で、自社にはその案件をさばける人材がいないようにしか見えない
・プリズニーズという会社の経営者が他の事業でもうさんくさいことをやっているようだ
ということなのです。

このへんの事情は下記URLの記事にあります。
http://blogs.itmedia.co.jp/geek/2007/05/post_705d.html

Rubyを含めた刑務所でのIT教育案件そのものを否定する気はありませんし、日本の人材リソースを考えれば、どんどん更生して日本の産業が成り立っていくようにすべき、と思います。

テレビで見ましたが、米国では受刑者が介護犬を育て上げる、という事業を行っているところもあるようです。
こういったことが可能なのは、ちゃんとした介護犬を育てるためのリソースを持っているからこそだと思います。

そのためには、ちゃんとしたIT教育ができる会社にこの案件を受注してもらいたい、と思いますし、最終的なゴールに到達するために国なりIPAなりで支援する体制を作ってほしい、と思いますね。

Posted by: daishi | 2007.05.20 at 11:06

Seigo Iharaです
「落札する業者が・・・」とは?
一昨年、大先輩の方が、亡くなられ、当時体調不良の、
本計画(民間刑務所)を承認されたご婦人が、車椅子で焼香に見えました
その先輩と小生は因縁があり、横浜の「ソフトウエア会社」の有名な社長と
彼が、若いころ、「やんちゃ」をしていたり、一諸に一晩泊め置かれたり、
「家業」を継ぎ、1年位、「強盗慶太」さんから、給料をもらっていたり
その家業が、近くの刑務所へ「仕事」を今も出しています
なかなか、特殊な世界ですから、命の惜しい「利口な」人は、「立候補」しません 短期間で、判断せずにその「教育」を国を挙げて「BackUp」して欲しいですね:デモ「足」で応援してくれる人が、沢山必要

Posted by: Seigo Ihara | 2007.05.20 at 01:31

Seigo Ihara さん、コメントありがとうございます。

日本人であるMatz氏が開発したソフトウェアであるRubyを国策としてトレーニングをすること自体を否定しているのではありません。
また、勘違いされていると困りますが、「話にならない」というのは受注先の「Rubyの教育を受けた人たち」ではなく、「発注元の会社」の体制、ということです。

この案件の最終的なゴールは
・Rubyの開発要員を育てて社会に貢献する
・外部の会社(=発注元、ユーザ企業)から開発案件を受注して刑務所内で開発を行う
と考えていますが、「前者がお話にならない」ということではありません。

後者はある種のオフショア開発と同じですから、外部の会社が自社内にプロジェクト管理や品質管理などの仕組みを持っていない限り難しいと考えています。

日本ではそういった管理をベンダー任せにしているユーザ企業が少なからずいますので、いつもの感覚で発注するような企業ではお話しにならない、ということなんです。

そこで問題なのはプリズニーズという会社です。
泥縄式に人を募集していたり、入札案件(と思われる)Ruby教育案件をいかにも受注したかのようなプレスリリースをぶち上げたりと、どうもうさんくさいのです。
http://blogs.itmedia.co.jp/geek/2007/05/post_705d.html


現状はまだ落札業者が決まっていないようなので何とも言えませんが、この点は要注意だと考えています。

システム開発はコミュニケーションが非常に重要なので、Rubyの各開発者とユーザ企業、発注元との間に入る人(=ブリッジSE)が重要です。

ブリッジSEはこのRuby教育案件を受注した企業内、またはそれに近い人が担当する必要がありますから、こういったところがしっかりした会社、またはそういったリソースを引き出せる会社がRuby教育案件を受注することが望ましいですね。

Posted by: daishi | 2007.05.14 at 22:35

はじめまして!
京都からです。
「お上」が、絡んでるかも?
その筋の「経験」を、全然話にならない!と、
頭から決めるのはどうかな?
15年~20年前に、「所内」に仕事をお願いして、
「恥」を掻いたこと有ります
「所内」は、職種は「何でもあり」、敷地は「広い」、
「機動性」は充分あります
全国ネットで、「官公庁」の「話に成らない効率?」を、
「測っても」山と仕事は、有ります
できれば、今の「渡辺さん:行革?」の父上のような、
「下々」の事情に強い方が、もし居られれば「鬼に金棒」ですが・・
「間違って」、殺人的な、職種が少しでも減れば(人並の労働に)、
意味があるように思います。
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噂では、マイクロソフトが、「ググル」に対抗して、色目を使う?とか
「生き馬」の眼を抜く米国で「On Rail」のような開発をされる
とか、私のような、素人にも「何か有る?」と思うが如何!
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出身でも無くても、カンパ(税金)でもできれば?
「Ruby系」、ソフト、のお手伝いでも、したい心境
「Cache」とジョイントするとか、「泣き処」は結構ある
どなたかの「exerb」だけでも、便利、「インライン・アセンブル」が
走れば、満更でも有るまい!
とにかく、見てから(足で)、リコメンドされては?
どうも失礼いたしました

Posted by: Seigo Ihara | 2007.05.14 at 02:12

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