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2007.06.10

受託開発すらままならない日本のITサービス業界

スラッシュドットに「受託開発ではソフトウェアベンチャーは躍進できない」という記事が載りました。
大迫正治氏のblogのエントリ「「中毒性」ある受託開発がソフトウェアベンチャーの躍進を阻む」をネタにしていますが、日本のITサービス業界は、その受託開発すらままならない状況のように思います。

というのも、日本のITサービス業界では客先常駐などの派遣ビジネスが少なからずあり、派遣ビジネスになると人月単価ビジネスのため、ヒト・カネ・技術の蓄積が受託開発以上に困難だからです。
受託開発なら改善や人材教育をするだけの資金余裕もできますが、客先常駐だと顧客の目もあるため、そういったこともできなくなります。
つまり、派遣よりマシな受託をやりたくてもやれない状況に追い込まれている企業は大手でも結構あり、身動きが取れなくなっているのではないかと考えます。

ローンチカスタマーを持てるようなプロジェクトで資金を確保し、自社に権利が残るようなプロダクトなりサービスなりを持てるのが理想ですが、これも難しいのが現状ですね。
今後、金融商品取引法(J-SOX法)で内部統制が過剰になることが予想されていますから、「こっそり行うプロジェクト」ができなくなって、イノベーションを生み出す土壌も失われる懸念があります。

こばやしよしのりはゴー宣の中で「読者が漫画家を育てる」と書きましたが、ユーザー企業も自社に開発リソースを持たないなら、ITサービス企業を育ててパートナーにする意識で付き合ってほしいですね。
受託開発は定常的に発注がなければ縁が切れるのですから、メンテナンス要員を確保するための定常的に発注ができないなら版権をITサービス企業に渡して、他の企業に売り込むなどするべきでしょう。

自社に資金ができたときにゼロ開発するよりも安くあがりますし、他の企業のノウハウを学び取るチャンスにもなりますから、「情けは人のためならず」という考えでITサービス企業と付き合ってほしいものです。

Roushan_tantan_20070609 今日の夕飯:楽山担担面 担々麺 + 味玉 + 半ライス + 小龍包 ¥1,450

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