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2008.04.09

Intelは既存ソフトの高速化は図らないらしい?

PC Watchに「後藤弘茂のWeekly海外ニュース x86からの脱却を図るIntelの新ロードマップ」という記事が載りました。
Nehalemの次のマイクロアーキテクチャである、Sandy BridgeからAVXという命令セットを導入し、AVX命令セットの性能向上ははかるものの、既存のx86命令はそれほど向上しなくなる、という方針になるようです。

この辺は、既存のx86命令の命令長が複数、かつ長いものもあるために、命令を理解するまでの作業(=デコード)に手間がかかり、デコーダの性能を上げたくても消費電力の絡みで対応が厳しい状況、というところにあります。
イメージ的には、作業の事前準備をする作業が複雑すぎて、指示を実行部隊にホイホイ投げられない、という感じですね。
それに対してAVXは命令長が4 or 5バイト、と長さをそろえるようにしているため、デコードがしやすく、性能向上を図りやすい、というところがポイントです。

ただ、新しい命令セットを使うには、新しいコンパイラでソフトウェアを再コンパイルする必要がありますから、ハードウェアを交換しても、ソフトウェアが対応していなければ性能が上がらない、というところがネックになります。
この辺はJava VMや.NET Frameworkのように、ダイナミックコンパイルを前提とした動作環境で改善される事を見越しているのかもしれませんが、従来式のアプリはハード交換しても性能がそれほど上がらない、という問題を抱える事になります。

少し前はマルチスレッドによる並列化の話もありましたが、AVXが複数演算を同時実行することで速度向上する、ということなら、この辺をコンパイラがどうやって支援・隠蔽してくれるかがポイントになりそうです。
いずれにしても、ソフト屋の仕事はこれから増えそうな感じですね。

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