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2009.01.10

最大2TBのSDXCを発表

SDカード規格団体SD Associationが最大2TBのSDXC規格を発表しました。
これはSDHC規格がファイルシステムにFAT32を採用しており、32GBという容量上限があるためです。
100GB単位のSSDも出回り始めていますし、SDカードでも32GBのものが存在する現在、より大容量のものへの対応が必要になったため、SDXCを規定したと考えて良いでしょう。

SDXCでは、exFAT規格を採用して最大容量を2TBに拡張したところがポイントなのですが、exFATは現時点ではWindows Vista SP1/Server 2008, Windows Embedded CE 6.0のみでしか扱えないため、フリー実装が出てこないと普及しない、という問題点があります。
SDカード規格のメディア、リーダーなどの製品を作る企業にはexFATの仕様やリファレンス、サンプルソースコード等が提供されると思いますが、32GBのmicroSDカードが普及価格帯に来るまでに対応すれば良い、と考えているのかもしれませんが、現時点で32GBのSDカードが20,000円以下、16GBのmicroSDカードが6,000円以下で購入できますから、SDXCへの対応期間はわりと短い可能性があります。

あと、SDカードの容量上限がフラッシュメモリ側の仕様の問題もあるものの、それ以上にファイルシステムの影響を受けやすい、というのも問題かもしれません。

  • 1999年 SDカード規格 ... FAT16/2GB
  • 2006年 SDHCカード規格 ... FAT32/32GB
  • 2009年 SDXCカード規格 ... exFAT/2TB

SDHCは4GBからスタートしたため、3年で8倍(=2の3乗)の容量を達成した計算になります。
これは2年でトランジスタの量が2倍になる、というムーアの法則を越えるスピードです。
もし、このペースで容量が増えていくとすると、SDXCの上限に達するのは5年(=32倍=2の5乗)ということになり、SDXC規格の寿命は5年程度、ということになります。

もちろん、半導体の微細化ペースはどんどん落ちていきますから5年よりは長い可能性もありますが、規格寿命が短いとその度にファイルシステムの追加が必要になるため、かなり面倒になります。
組み込み機器ではリソース制限が厳しいため、複雑なファイルシステムは搭載しづらいのですが、こういったメモリカード規格ではもう少し長いスパンで使用できるファイルシステムの方が望ましいですね。

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